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「私、水上君のそういうところ好きだわ」
酔いに任せて本音を漏らしてみる。
それは酔っぱらいの戯れ言に聞こえただろうか?
水上君の顔を覗き見ると、
やっぱり本音のわからない半笑いなのだけれど。
真っ直ぐに私を見ている。
それだけで嬉しさがこみあげてくる。
触りたい。
触りたい。
触りたい。
その手に。
その腕に。
その肩に。
その背中に。
その腰に。
やっぱり私は変態なのかな?
その喉仏にたまらなく触りたい。
ワイシャツに隠されている鎖骨を覗きみたい。
触りたい。
私の欲望は頂点に近づきつつあった。
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