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いつも彼のそばにいて。
いつも隣で彼は笑っていて。
でも、それが当たり前じゃなくなってから気付いた。
自分の恋心に。
子どもの頃から近所に住んでいた。
高校を卒業し、彼とは別々の道を歩むことになった。
それでも“私たちは幼なじみ”という思いが共有されていたから、日々の出来事をメールでやりとりしたし、彼が地元に帰って来ると昔のように会って話をした。
月日が流れるにしたがって、それぞれの忙しさから2人の大切な時間は減っていってしまったけれど、確実に積み重なっていった。
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