-3章

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「へぇ…左之さんって案外器用なんだ」 チビっ子を膝の上に座らせながら髪を纏めてると平助が感心したような声を出した 「女子の髪も満足に纏めれず何が日本男子だ…まぁお子ちゃまの平助には無理だな」 よしっ 我ながら上手く纏めれたな…今度、結い紐でも買ってやるか 「あっ…いたいた もう少ししたら朝餉の時間だから稽古中の子達を呼んできてくれないかい?」 朝餉の支度を終えた源さんが俺等に声を掛けてきた 面倒くさぇな…放っておいて先に喰い初めても良いんじゃねーか 「私が呼びに行ってくるよ」 んっ…チビっ子が? でも今日の朝稽古に付き合ってる幹部は新八に総司だから荒れてるんだよなぁ…とくに総司の奴が 「よしっ…なら俺と一緒に行くか!」 チビっ子を1人で行かせるのは不安だし…仕方ない付き合うか 「じゃぁ俺は配膳でも手伝うかな」 俺達は1度、別れてそれぞれの場所に向かっていった
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