-1章

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「でも新ぱっちゃんが非番の日に昼前から出掛けるなんて珍しいよね?」 「んっ…あぁお前らには云ってなかったか? 妹が来るから迎えに行くんだよ」 …妹? あぁ…確か新ぱっちゃん歳の離れた妹いたっけ 1度だけまだ俺等が日野の試衛館にいた頃に会ったことあったな 人懐こくて百面相かって突っ込みたくなるほど感情が豊かな子だったなぁ 「ふーん…確かお千那ちゃんだっけ? 何日か京に滞在すんの」 もし長期滞在するんだったら6月にある祇園祭に一緒に行きたいなぁ きっと目を輝かせながら楽しいそうにするんだろうな… 「予定では半年位はいると思うぞ じゃぁもう行くわ」 新ぱっちゃんはそう云えば少し早足で京の街へと出掛けていった 後から聞いたんだけど待ち合わせをした時間を半刻(60分)過ぎていたらしい
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