-3章

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-沖田side ふぅ…一段落したのでお千那ちゃんを連れてお昼でも食べに行きましょうかね 「……のか!」 んっ…この声は武田さんですね また隊士の誰かを捕まえて怒鳴り散らしてるんでしょうか 私には関係ないですが放置も可哀想なので助けてあげるとしますか 「沖田さん大変です…武田さんが女の子にいちゃもんを」 女の子……お千那ちゃんですかΣ 「ありがとうございます 申し訳ありませんが土方さん達を呼んできてくれますか」 呼びに来た隊士に土方さん達を呼びに行くように伝えると、早足で声のする方に向かっていました 「貴様は何者かと聞いているのだ! 答えなければ斬るぞ」 「武田さんそこまでです この子は永倉さんの妹ですよ」 間に合って良かったです…もう少し遅かったら刀を抜いていたかも知れません 私が来たことで解放されたお千那ちゃんは安心したのかその場に座り込んでしまいました 「…もう大丈夫ですよ」 流石、永倉さんの妹ですね 涙1つ浮かべずに強い……そんな筈ないですよね お千那ちゃんは誰が見ても判る程、恐怖から身体が震えていました そうですよね…この子は泣きたくても泣けないんでした
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