彼女の夢

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目が合えば必ず逸らされている程だから、多分彼も私に対して同じくらいの気持ちを持っているのだと思う。 そんな彼が私の夢に毎日毎日訪ねて来るなんて、どうして。 本当に迷惑な話……。 あの笑顔も。 あの甘い声も。 あの鎖骨にある黒子も。 全ては、夢……。 私は今日も一人目覚めて、誰も居ない隣に手を伸ばしベッドの冷たさに切なさを募らせる。
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