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嫌だよ、凄く嫌だったよ。
ずーっと自己中に振り回されて、散々な目にあって。
何も悪くない百瀬を馬鹿にして。
ふざけるな! 人の迷惑も考えろ!
「いや、ホント。もういいかなって。私そこまで先輩が好きってわけじゃないし。時々ニコたちの会話にもついてけなくて、それでニコたちにも気を使わせちゃってることもあったから……。私なんか気にせず、明日からは二人で思いっきり楽しみなよ」
最後の最後で惨めな保身が働いた。
できる限りやんわりと終わらせたい。
余計に事を拗らせて、これ以上痛い思いをしたくない。
なんだ、私も結局ビビリじゃん……。
呆然とする二人を置いて私はその場を立ち去った。
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