03 先輩の恐ろしいほど眩しくて絶大な王子力

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03 先輩の恐ろしいほど眩しくて絶大な王子力

「もー私超ビビッたんだけど!」 「私も、私も! いきなり"まわわるになってる"だもん。何事かと思った!」 「てっきり一緒に先輩眺めてるって思ってたのに、オタクに対して重箱つつきやってんだもん。いっちゃんいじめっこー!」 「えー何それ酷くない? 私本当のこと言っただけだもん」 図書室からの帰り道、ニコとミヤがゲラゲラ笑ってはやしたててきた。 百瀬関連の二度目の事件となってしまった今日は、図書室を退室するなり爆笑しはじめる始末。 「"言っただけだもん"だって! いっちゃんカッコイイ!」 「何よー! 本当に言っただけじゃんか……」
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