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私はたまらず悲鳴をあげそうになって、歯にスキマが空く
彼はそれを待ち構えていたように、ぬるりと侵入してくる
彼の唾液で口の中がいっぱいになる
「飲め」
といって唇をふさぎ、また執拗に攻め立てるからゴクンッと飲み干してしまった
そのあとも彼は舌をねじ込み楽しそうに私の口の中を犯す
身体が中から熱い、
(なんで?やだやだ…)
私の心とは関係なく快楽に飲まれる身体を抑えようと、爪を立てて握りこぶしにぎゅっと力をいれる
血がにじむと彼がそれにすぐ気付く
彼はよりギラギラした瞳で、嬉々としている
もう考えがまとまらない、
(暑い、熱い、あつい)
頭に血が上りすぎて目元がチカチカしてきた
「暖房けして…」
身体が浮く感覚になる
ぐったりした私を抱きかかえると、
彼がまた私の手のひらの血をすすってひどい顔をしているー
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