第一章

51/58

24人が本棚に入れています
本棚に追加
/237ページ
ソファーに女を運ぶ、上からバスタオルをかけ、目覚めたらすぐに水が飲めるようにそばにペットボトルを置く 顔が赤い、瞳を閉じてまだぐったりとしている 人間は想像以上にもろい、こんなつもりはなかったのにいつも壊しそうになる なぜ止められない、そもそも強く求めすぎてしまう おかしい、 この女に会ってから全てがおかしい 俺を惹き付けてやまない彼女の香り、なのにビックリするくらい不味い血液 不味い血が美味くなって、また不味くなって…
/237ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加