第一章

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それだけじゃない、おれも変だ 考えていること、感情、行動が全てバラバラだ… このままでは、大切な彼女を壊してしまう 彼女ってなんだ、この女は餌だ、 いやだ、壊したくない、怖い、そばにいたい、血を吸いたい、犯したい、大切だ、蹂躙したい、内蔵を食べたい、優しくしたい、笑顔がみたい、壊したい、俺だけのものだ、守りたいー 色んな考えや感情が渦巻いて混乱する でも、今一番なのは、 怖い、女を壊してしまいそうで… 女が俺に向かって言葉を吐く、その言葉一つ一つが俺への嫌悪や憎悪でぐちゃぐちゃだ 俺を完全拒否する言葉に上手く息が出来ない 女の言葉一つ一つがナイフで直接俺の心臓を突き刺してるようだ でも、彼女もだんだん苦しそうな表情になる そもそも誰かを傷つけられる人じゃない、さっき俺を叩いたときもギリギリでスピードが落ちていたし、こんな時にさえ俺に当たらないようにペットボトルを投げる 俺から彼女を守らなければ… これ以上俺に壊されないように、彼女が自分で自分を傷つけないようにー
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