114人が本棚に入れています
本棚に追加
「ウッ……クッ……」
しかし己の手を噛ませ
宥めるように時折髪を撫でながら
その隙に――。
(え……?)
征司は僕の足を割り
立ったまま中へ侵入してきた。
「アッ……ンンッ……!」
思いがけないタイミングで
少しの抵抗もできないまま。
次の瞬間。
「い……いやあっ……!」
いきり立ったもので一息に身体を貫かれる。
「痛かったぞ?」
征司はくっきりした歯型と
僕の唇の形に歪んだ血痕が残っている手を
握ったり開いたりしながら笑った。
そして
「舐めろ――」
これ見よがしに。
「ンンッ……!」
ギシギシと床が軋むほど激しく
腰を揺すりながら言った。
「今度は犯されながら舐めろ」
最初のコメントを投稿しよう!