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それがあの日――。
征司の言い分ではこうだ。
あの日自分が裏切り者の不能の秘書と
男狂いの弟に鉄槌を下すべく
用意周到で密会の場所に辿りついた時には。
すでに薄井千尋は何者かに制裁を加えられた後だったのだという。
もちろんイチモツをちょん切られて
そいつを腸詰にされていたなんていうのは
人の悪い王様の作り話だ。
しかし寝込みを襲われてやつは虫の息だったって。
「誰かがお株を奪いやがった――」
征司は僕の中で静かに息をしていた。
「俺はその後始末をしてやったんだ」
「アアッ……もうダメッ……いっ……ちゃう……!」
それから一気に加速を早めて
猛り狂った邪神は先に絶頂を迎えた僕を滅茶苦茶に犯した。
「この尻軽マゾがっ……」
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