episode227 悪魔狩り

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罵られ 打ちつけられ さんざん虐められても――。 「アアッ……いい……」 そこはもう 僕にとってずぶずぶの天国でしかなく 「お兄様もっとっ……もっと僕をダメにしてっ……!」 擦れる襞や 突き上げられる臓器 後ろ手に縛られたまま痺れ始めた指先も――。 与えられる罰という罰すべて 乱れる呼吸すら快感だった。 「使い物にならなくしてやろうか……?」 目を閉じれば 甘美な闇に響く激しい凌辱の音。 「ごめんなさい……お兄様……ごめんなさい……」 その卑しく生々しい性の響きに 僕は歯の浮いたような譫言を塗り重ねる。 「みんな僕が悪いの……僕が……アアッ……」 軽薄な自己陶酔。 身勝手なナルシシズムの極み。 「クッ……ハァッ……!」 でもこの人は そんな僕がたまらなく好きだって知ってる。
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