episode227 悪魔狩り

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だから僕の振る舞いが退廃的であればあるほど その考え方が背徳的であればあるほど 征司は僕を求め、思い切り抱いて――最後には果てる。 「アア……ク……」 そして僕の中に吐き出したその毒は 回りまわって再び僕の毒になる。 僕らはまるで互いの循環器官のようだ。 出会ってからずっと 二人揃ってそういう作業をしている。 己が生きるために? あるいは互いを生かすために? ――分からない。 「ン……」 膝から崩れ落ちる僕を軽々片手で受け止め 征司はようやく腕の拘束を解いた。
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