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征司が逃げ腰の僕を取り押さえると
形ばかり着せられたシャツは肌蹴て
後ろ手に縛られた肩先が丸く露わになる。
「アア……」
すぐに下も剥かれた。
有無も言わせず征司は僕を壁に押し付け
「何するのっ……」
薬のせいで蕩けたそこをなぞりあげる。
「何するか?今さら説明しなくても分かるだろ」
再び抑揚のない声が言い
おもむろに自分の前を寛げる。
「やだっ……どうしてこんな時にっ……」
いつもこうだ。
この人は僕の身体を当然自分の物みたいに扱う。
そこには少しの躊躇も遠慮もなく
「黙れよ――後ろから涎垂らしてる男が」
憎らしいほど簡単に僕を凌駕する。
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