episode227 悪魔狩り

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「やめて……僕にだって理性はあるのっ……」 いくらもがいても 後ろ手にきつく縛られた腕はびくともしなかった。 「理性ね?おまえの言う理性って一体何だ?」 「拷問するサディストとなんか寝ない……!例えお兄様でもっ……」 「まだ言ってるか」 征司は呆れたように鼻で笑うと お構いなしに僕の上半身をもっときつく壁に押し付けた。 「やぁっ……!」 上半身が低くなれば自ずと 後ろに腰を突き出す形になる。 「物欲しげな格好しやがって。何が理性だ」 「ンンッ……!」 肩先が舐め上げられ シャツの隙間から侵入した長い指は 探り当てた僕の胸の頂を交互に痛いほどに摘んだ。 「アハァァッ……!」
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