あらすじ

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 本作は、プロジェクト・アニマ、アニメ脚本部門のエントリー作品です  舞台は2025年の日本。  2015年に誕生した株式会社清里は、突如として革命的な義肢及び装着型ボディースーツを生み出した。筋電位を感知して本物の肉体のように動く義肢と、SFのパワードスーツさながらのボディスーツ。  その技術と一般人でも手の届く価格設定で、㈱清里の義肢は世界中を席巻した。  またたくまに世界的な企業にのし上がった清里が生み出したものは、なんと身長10mほどのロボット兵器・アサルトアームズ(AA)だった。これにより、世界中の傷を負った患者に希望を与えたと称賛された㈱清里は一転して死の商人と批判を浴びることになる。  しかし、清里はAAを各国の軍に配備したものの戦場で利用は禁じられ、各国軍でパイロットの養成のみが行われていた。  またAAを利用した格闘、レース競技がヨーロッパ、アメリカを中心に清里の主催で開催されて、大いに人気を博す。  また、義肢の開発供給も従来通り行われており、依然として傷を負った患者に希望を与え続けており、企業としての評価は真っ二つに分かれていた。   ---  日本の自衛隊の北陸方面部隊のAAのパイロット、龍見恭介。  天才的な操縦の素質を持っているものの、ロボットに乗って危険なことをすることもなく訓練をして給料をもらえるとは最高だ、などと考えていた彼。  そんな気楽な日常は突然開いた「亀裂」とそこからあふれた奇妙なモンスター「鬼」によって打ち砕かれる。  ㈱清里の創業者、清里創平はもともとは考古学者であり、とある発掘の過程において過去にこの世界がこの世界と異なる世界「彼岸」につながっていたこと、そしてその世界からいわゆる妖怪や、鬼、モンスターと呼ばれるものが流入していたことを知った。  彼は発掘した神祇神(しきがみ)と命名したロボット兵器を元に義肢を開発。  その上げた利益でAAを生み出し、亀裂が開きまたモンスターが彼岸から現れる時に備えた。何も起こらないことを祈りながら。  プロフェッショナルの上官、生真面目な同僚、復讐に囚われた少年、天賦の素質を秘めた弱気な少女。  仲間たちと過酷な戦場をくぐりながら彼は少しづつ変化していく。  AAを駆り、亀裂を封鎖して日本を世界を鬼の手から守る戦い。
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