登場人物

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他設定 ・アサルトアームズ  ㈱清里が作り出した搭乗タイプの人型兵器。全長10mほど  持続時間は短いものの半重力機動を実現した機動性能と悪路走破性、手を有することによる武器の選択の豊富さなどの特徴を有する、革命的な汎用兵器。  ただし、現在は実戦への投入は許されておらず各国軍では搭乗員の養成のみが行われている。  AAA(アサルトアームズアスリート)としてレース競技や一対一の格闘戦競技にのみ使用されており、これは大きな好評を得ている。  テロ対策や紛争地の警備には有効だが、機動性ではヘリに劣り、火力装甲では戦車に劣るという評価もあり、兵器としては微妙な点もある。 ・神祇神(しきがみ)  ㈱清里がAAや義肢作成のために参考にした、かつての機動兵器。  日本で言うところの平安時代には「彼岸」と呼ばれる別の世界との亀裂がこの世界に在り、妖怪、鬼と呼ばれるモンスターがそれを通じてこの世界に流れ込んできていた。  神祇神は、その「彼岸」から流れる霊力を収斂して稼働する兵器で、当時の人間はこれにより鬼と戦っていた。  「彼岸」との亀裂が小さくなるにつれて鬼たちの襲来もなくなり、かわりに動力を失った神祇神も動けなくなった。  神祇神は古墳に封じられて、きたるべき彼岸との亀裂がまた広がったときに備えられた。  これを偶然発掘した清里創平は鬼の存在を知った。そしてこれをもとに義肢で利益を上げ、AAを作り出し亀裂が広がったときに備えることにした。  文献に記録された鬼を撃退するためには、戦車程の大火力は必要なく、むしろ重要なのは機動性と状況に対応する柔軟性、ということで、それに基づいてAAは設計されている  単独の戦闘能力ではAAは神祇神に及ばない。  一方で、最新のロボット工学を反映させた設計、衛星を通じた相互の情報を共有するリンクシステムや情報収集能力、戦術AIによる各種のバックアップなどの、最先端技術で戦闘力の不利を補っている。
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