深紅の少女
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深紅の少女
世界の終わりに僕が目にしたのは、深紅に染まった少女だった。
自得
(
じとく
)
のカルマ 「何してるの?」 僕の前には床に膝まずき無心で人を貪る少女がいた。
肉塊
(
にっかい
)
を
咀嚼
(
そしゃく
)
し続ける血まみれの口もとが僅かに歪む。 「食べる?」 悦楽に歪んだ言葉は
狂喜
(
きょうき
)
を
内包
(
ないほう
)
し、
冒涜
(
ぼうとく
)
の信愛を示していた。
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