第2話 脳筋高校

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キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。 始業ベルが鳴った。 「それでは授業を始める。今日のテーマは上腕二頭筋についてだ」 開口一番こう言い放ったのは、のうきんあかでみあ三年学年主任、上腕二頭筋大輔である。 「脳筋大地君、上腕二頭筋を鍛えるのに最も効率的な方法はなんだい?」 「両腕にタイヤをつけて登校することです!」脳筋大地はこの高校の首席である。 「そうだな。さすが首席だ。みんなも見習うように」 キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。授業が終わった。 「脳筋君、本当に賢いのね」 大地の隣にいたクラスのマドンナ、無鬼無鬼筋子が目を輝かせて脳筋大地に言い寄ってきた。 「いやぁ、そうでもないよ。デヘwデヘへw、デヘへへへwwwwwwww」
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