6. まさかのライバル?

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マスクをしていると安心する。マスクがないとそわそわして、すぐ手で顔を覆いたくなる。隠したい。見られたくない。自分の顔は大嫌いだから。 そんなとき、目覚ましが鳴った。スヌーズで2回目だ、と気付いたときには時計の時刻に目を見開いた。 「いけない、遅刻する!」 慌ててベットから飛び降り、ヘアアイロンをつけてメイクをする。朝食を食べる時間はない、あたしはそのままマスクも持って外へと出た。 ***
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