6. まさかのライバル?

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「お……はよう……」 「おはよう、陽ちゃん。今日は珍しくギリギリだね」 「ま、まあ……ちょっと、悩んでて……」 「なになに? 私で良かったらきくよ?」 「ううん、もう解決したから大丈夫」 ――本当は、解決していないのだけど。 あたしがそういったら、汐はそっか、と笑ってくれた。そこで、彼女の手にあるものに気が付く。 「もうお昼買ったの?」 「ああ、うん。それがさー聞いてよ!」 「うん」 もうすぐで朝礼が始まるので、汐はあたしにぐっと近づいて耳元でヒソヒソと話し始めた。
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