11. 追いかけた背中
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「はぁ……はぁ……はぁ……」 河原が見えてきた。普段はこんなところまで来ない。 普段運動しないツケがまわってきたようで、足の痛みを感じながらも歩く。と、ぼんやり浮かぶ光が見えた。 最初はランニングしている人でもいるのかと思ったが、それは――携帯のあかりだった。 持ち主は、白いマスクをしたポンさん。
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