オルゴール

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「珍しいこともあるもんだな?」 「アンディがオルゴール以外に興味を持つなんてなぁ」 ウンウンと頷く彼らを見ていると少し照れくさい気がする。工房にアンディより早く勤めていたふたりは実の兄のように接してくれていて、アンディも懐いていた分、気恥ずかしさがどうしてもあるのだ。 「も、もういいだろ、そろそろ帰ろうよ」 アンディの呼びかけに二人も応じ、解散になった。 「仲良くなったら紹介しろよなー!」 通りの向こうから大声で叫ぶ二人をみてこれから先について少し希望が持てたような気がした 。
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