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「い、いいのか!?こんなに大量に…」
「ソレを渡す代わりに条件がある」
「…条件、だと?」
…俺の前で初めて慌てた様子を見せた元上司にそう告げると一気に雰囲気と表情が変わる。
「そう、お茶会とやらの参加者をあと4人…4体?ほど追加して欲しい」
「…枠を増やす分には構わないが、そのためには最低限の素性を知る必要がある」
お前に限ってスパイや暗殺者を呼び込まないとは思うが、女に騙されてる可能性も否定出来ないからな…と、条件を呑むためにかなり簡単な条件を提示された。
「ん~…名前を言っても分からないと思うからソコは省くけど、精霊だよ」
「…は?」
「だから、精霊」
「…精霊、だと…?魔術で召喚して、契約を結んで使役させる精霊か?」
簡単に種族名?的なのを告げると理解出来てないように聞き返されたので、再度同じ事を言うと説明しながら確認してくる。
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