王女の記憶

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ずっとこの小さな塔の中で生きていくのだと思っていた。 雨の冷たさも、人の温もりも、屋台の灯りも知ることなく、生きる人形を演じ続けていくのだと。 そしてそれが私の唯一の役目だと。 貴方が、私に世界を見せてくれるまでは。
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