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ようやくはっきりしてきた意識の中で、てとは無線機を手に取った。
とりあえず応援部隊をたのんで、本部にさっき起こったことの報告をしなけらば。あとは本部の人がなんとかしてくれるはずだから。
――ピピッ
本部から通信だ。
『こちら本部。緊急事態発生。
ソープ王国への侵入ができなくなった。
特殊な結界がはられていて、外からの侵入は不可能。』
てと「ええっ……じゃあボク、ここから出られないんですか?」
『いや、内側からの脱出は可能だ。
そこで、君にやってもらいたいことがある。重要任務だ。』
てと「え??」
『次のターゲットはニホンだと言ったな。
あの組織の力は絶大だ。このままではニホンも消えてしまう。』
てと「ならどうすれば……」
『伝説の戦士、プリキュアを誕生させる。』
てと「伝説の戦士、プリキュア……!?」
『そうだ。ソープ王国には、その伝説の戦士の元となる、【プリキュアのもと】が祀られている。それを持ち出して、ニホンでプリキュアを目覚めさせるんだ!』
てと「えぇ!?そ、そんな重大任務…ボクなんかにできるんですか……?」
『お前しかできないんだ!頼む!ニホンを護ってくれ!』
こうしててとは、プリキュアのもと7個を抱えてニホンへと旅立つのであった。
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