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着信
よっちゃんからの突然の告白に、驚いた。
あービックリした。
最近色々なことがあるなぁ。
部屋に戻り、しばらくするとスマホが鳴った。
着信だった。
「はい、どうした?」
相手はコウだった。
よっちゃんの事だろう。
「よっちゃんから実は、相談受けててさ。なつの事、ずっと好きだったみたい。なつは鈍感だから気づいてなかっただろうけど。」
そうだったんだね。
私…鈍感だった。
全然気づいてない。ひどいよね。
「私はなつの味方だから、つらくなったらまた連絡しな!」
コウちゃんは、いつもいつも味方でいてくれる。
コウちゃん、ありがとう。
たわいもない話も混ぜながら1時間くらいで電話を切った。
よっちゃん、笑顔でいてくれたけど、私が帰ってから荒れてしまったらしい。
でも仕方ないよ。
友達としてしか、やっぱり見えない。
ずっと友達でいたい。
窓の外はどしゃ降りだった。
「なつ!ちょっとリビング来てー!」
お母さんから呼び出された。
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