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私の味方
よっちゃんと約束の日。
コウのバーで待ち合わせをした。
よっちゃんは、私の手を握り、ずっと味方だよ。って言ってくれた。
私はその言葉に甘えて、よっちゃんに全てを話した。
お調子者のよっちゃんは、やっぱり笑顔でいてくれた。
「よっちゃん、話聞いてくれてありがとう。」
優しいな。よっちゃん。
コウも、微笑みながら、ずっと味方でいてくれる。
そんなよっちゃんが言った。
「もう一度、会ってみたら?」
会うって言っても。どうしたら会えるのかな。
「連絡してみようか?」
連絡しそうになってる、よっちゃんを必死で止めた。
でも一つだけ、お願いをした。
会えるなら、もう一度だけでも会えるのなら、
桜の木の下で会いたい…と。
もう一度、桜の木に手紙を置くことにした。
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