オレと彼女の出会い

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 え……めっちゃカワイイやん。  その時、初めて正面から見たけど、容姿はモロタイプやった。単なる偶然に、オレは密かに運命を感じていた。  久々に感じる動悸。 「よっしゃ、行こ」 「え、ちょっと……」  躊躇いがちな彼女の手を引き、オレは強引に歩き出した。  吐く息も凍りそうに寒いバレンタインデーの夜。  オレは彼女に出会ってしまった――。
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