8254人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうしたん?もしかして緊張してきた?大丈夫、オレも緊張してるから」
緊張を解そうと後ろから抱きしめたけど、彼女は逃げるようにすぐさま立ち上がった。
「あ、あの!わたし、シャワー浴びてくる!」
そらビビるよなぁ。正直オレもビビってる。
彼氏のおる子とこのままどうにかなってしもてええんやろか……?
もし、彼氏にバレたらうさぎ茹でられるかもしれんよな。いや、でもオレ何も飼うてへんからいけるか。
下らんこと考えてたら、彼女がさっきよりも思いつめた顔で風呂から出てきた。
「ほな、オレも……」
とりあえずシャワー浴びようと歩き出したオレの腕を、彼女が掴んだ。
最初のコメントを投稿しよう!