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「え?」
驚く間もなく、彼女がオレの襟を引っ張っていきなりキスをした。
予想外の展開に、意表を突かれて固まってもうた。
「もしかして、オレに惚れた?」
「そんなワケないでしょ」
もちろん、そんなワケないのは百も承知。
「もう一回キスしたら好きになるかもしれへんで」
彼女を抱き寄せて言った。
「すごい自信だね」
そう言った彼女にゆっくりと唇を近づけていくと、彼女は瞼をギュッと閉じた。
体中に力が入ってるのが分かる。
それでも、彼女の唇はとろけそうに柔らかかった。
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