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「ヤダ!そんなジロジロ見なくていいから」
「いやいや、せっかくこんな色っぽい下着つけてんのに、ジロジロ見やなもったいないやろ」
恥ずかしがる彼女に構うことなく、思い切りヤラしい目で舐めるように見てやった。
逆に、これを見られへん彼氏が気の毒やと思えた。
どこのどいつか知らんけど、あんたが悪いんやで。
彼女は悪くない。
誕生日やっていうのに、約束を破ったあんたが悪い。
あんたが見たれへんから、オレが見るんやで。
せっかくのオシャレを無駄にしたら可哀想やろ?
下着だけじゃない。服もメイクも髪形もネイルも、今日のために気合入れてきたっていうのは見れば分かる。
オレまで切ななるわ……。
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