8255人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちゃいます」
否定してるけど、オレに合わせた下手な関西弁が可愛いやないか。
「ま、せっかく運命的に会えたんやし誕生日会しよや。腹減ってるやろ?飯行こ、飯!」
テンションが高いオレとは対照的に、彼女は露骨にテンションが低かった。
「行きません!言ったでしょ?あなたとは……」
また行きずりと言いそうやったので、阻止しようと彼女にそっと近づいて耳元で囁いた。
「昨日はあんなに盛り上がった仲やん。気持ちよかったやろ?オレ」
「へ、変なこと言わないでよ!そんなワケないでしょ!!」
顔を真っ赤にして、彼女は強い口調で否定した。
最初のコメントを投稿しよう!