Fatal Attraction

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「かわいいなぁ、真っ赤になって。図星なんやろ?恥ずかしがることないって。ええもんはええんやし、しゃあないやん。正直、彼氏よりよかったやろ?」 「それは絶対ないから!!」  嫌がる彼女の肩を抱き、半ば無理やり食事に連れて行った。  昨日と同様、最初は膨れっ面してた彼女も次第に笑顔になってくれて。  嫌々かもしれんけど、オレは彼女にもう一度会えて、こうして食事できることが嬉しかった。  運命ってホンマにあるんかもって、本気でそう思った。   食事を終えると、オレはバイト先のクラブに彼女を連れて行った。  どうやらオレのことを無職かホストやと思ってるらしい。  くそー。オレがもっと売れてたらなぁ。
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