嘘とジェラシー

俺とアイツの出会い

　翌朝、部長からのメールで目が覚めた。

『今日は代休を取ってゆっくり休め』

　代休をくれたのは嬉しいが、どうせなら昨日のうちに言ってほしかったと思う。

　当日に連絡するのは気が引けたが、今日を逃せば次はいつ会えるか分からないのでくるみに早速連絡をした。

『今日、代休もらえることになった。急だけど仕事終わってから会えないかな？』

　誰の誕生日ですか？って言いたくなるぐらい日にちが過ぎてしまったが、他のイベントごとならともかく、このまま誕生日をスルーしたくはなかった。今さらお祝いなんて俺の自己満足かもしれないが。

　くるみからはすぐに返事が来た。

　ホッとした俺は、いつの間にか眠っていた。