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まだ唇にくるみんの感触が残ってるはずやのに、思い出そうとするとアイツの顔がチラついてしまう。
イヤな光景を頭の中から追い払いたくて無心で踊り続けた。
流れる汗と一緒にぜんぶ出て行ってくれたらええのに。
いつまでクラブで踊り続けてたんか、どうやって帰って来たんか記憶はないけど、目が覚めたら家のベッドで寝てた。
頭痛いなぁ……うわ、ヤバ!もう9時半やん。今日は10時からレッスンあんのに。
秒で風呂入って着替えたらすぐ家を出た。
酒飲んで踊りまくったせいで、ちょっと走っただけで息が上がった。
情けな。カッコ悪。
好きでおっても虚しいだけなら、さっさとくるみんのことは諦めるべきや。
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