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「あ、これええやん」
目的地に着き、何から乗ろかなぁって思いながらショップを覗いたらミニ―ちゃんの帽子が目についた。絶対くるみんに似合うはずやと思い、彼女の頭に乗せた。
「いいのかな?アラサーの女がかぶっても」
「何言うてるん。ここは夢の国やで」
帽子をかぶって照れ臭そうにニッコリと笑うくるみんを見てたら、何とも言えん幸せな気持ちになった。
並んでる時間も長くてウザいはずやのに、ずっとしゃべりっぱなしの笑いっぱなしで、まったく苦にならん。
くるみんとは変な気を遣わずに自然体でおれるっていうか。何をしても、何もせんでも楽しくて。
偶然、ミッキーとプルートに会えた時、ウソみたいに喜んではしゃいでる彼女をスマホのカメラで撮影してたら、何か胸いっぱいになって泣きそうになった。
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