8251人が本棚に入れています
本棚に追加
/1603ページ
ノリノリでDJなんかやってる心境じゃなくて、申し訳ないけどバイト代わってもらてくるみんの様子を見に行くことにした。
何かあったらどうしようって全力で走りながら、くるみんは何年もこんな状況によう耐えてたなって感心した。
息を切らしながら、くるみんの家のドアホンを押しまくって、ドアも叩きまくった。
「いきなり何?どうかしたの?」
何事かと驚いた様子でくるみんがドアを開けた。
「ハァ、ハァ、よかった……」
体中に張り巡らされてた糸が切れたみたいに、安堵した。
「え?よかったって何が?」
不思議そうに首を傾げるくるみんを思わず抱き寄せた。
「昨日からLINEいっこも既読つかんし、電話も出やんし、もしかしたらくるみんの身に何かあったんかと思って……」
「え?LINEも電話もかかってないけどな……ちょっと待って。スマホ見るから」
そう言うと、くるみんは部屋にスマホを確認しに行った。
最初のコメントを投稿しよう!