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「改まってどこがええかって訊かれたら困るなぁ。ぜんぶって言えるほど、オレくるみんのことぜんぶ知ってるワケちゃうし。そんなん言葉で説明できたら恋じゃないわ。ただ、くるみんが好きとしか言いようがないもん」
「……そっか。ごめんね。ありがとう」
お礼も謝罪もいらんから「わたしもユージが好き」って言うてくれへんかなぁ。
いつかは好きって言うてもらえるように、例え何回フラれても想いが届くまでオレは諦めへんけどな。
最近ではやっとアイツの影も薄れてきて、時間の経過とともにくるみんの心も徐々に快方に向かい出したと喜んでた矢先、それは姿を現した。
LINEの既読がつかんから、様子見がてらくるみんとこ行こうと思ってマンションに着いたら、階段のとこでアイツがくるみんを抱きしめてるのが見えて愕然とした。
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