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「ごめんね。大丈夫だよ。気がつかなかっただけ」
「そっか。それならよかった。今日はこれから代打でDJしに行かなあかんようなってさ。家出たらすごい雨と雷やから、くるみん大丈夫かなってちょっと気になったもんやから」
「わざわざありがとう。気をつけ……ひゃっ!」
くるみんが突然妙な声を上げた。
「何?どないしたん?」
訊いても返事がない。何かあったんやろか?
「ん?電波悪いんかな?おーい!くるみん!どないしたん?」
「だ、大丈夫。ちょっと……しゃっくりが出ちゃって。ごめんね」
電話中にしゃっくりが出て恥ずかしなったんかな。確かにちょっと変わってるけど、そんなん気にせんでええのに。
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