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「ほら、ちゃんとオレのことソノ気にさしてくれやな」
俯いたままのくるみんの顎を掴んで顔を上げさせると、挑発的に言った。
困った顔のくるみんも悪くないと思ってしまう。
焦らすのとはまた違うゆっくりとした手つきで、くるみんがオレのTシャツの裾をまくって脱がせていく。オレは脱ぐのと同時にいつも通り指輪を外す。
夏とは思えん冷えた手でくるみんはオレの肌に触れ、唇を寄せた。
柔らかい感触と濡れた舌に体がピクリと反応する。
「アイツにもしたやろ?もっとヤラしいコト」
想像しただけで頭おかしくなりそうやった。
アイツが相手やったら、もっとくるみんも乗り気で興奮してるんかな。
そんな風に思いたくないけど、おどおどしながらオレのベルトに手をかけるくるみんを見てると嫌な妄想ばかりが膨らんでいく。
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