彼女の選択

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 電気が煌々とした中で見下ろす光景はただただエロくて恥ずかしい。  今、くるみんの頭の中はどうなってるんやろう。何を考えてるんやろう。 『リョーさんの方がXXX……』とか思ってる?  穴が開くほどじっと見てたせいか、彼女が不意にオレを見上げた。  思わずドキッとして、体が震えた。 「そんなエロい顔して……。アイツにも……そんなヤラしいコトしてたんかなって思ったら、気狂いそう……」  これ以上は耐えられそうになくて、オレはくるみんの腕を掴んで体を引き上げるとキッチンの壁に押し付けた。 「今日は前みたいに優しくできやんかも」  思い描いてたとろけるような甘いキス……とは程遠い、嫉妬に狂った激しいキスをしながら思う。  ほんまはもっと時間をかけて、愛の溢れる濃厚な夜を過ごしたかったのにって。
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