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お互いに身も心も溶けてしまうような快楽を味わって、ひとつになって、今度こそ何の曇りもない晴れやかな気持ちでくるみんの彼氏になりたかった。
今日からくるみんはオレのカノジョやでって言いたかった。
やっぱりオレはくるみんの彼氏にはなられへんの?
こんなモヤモヤした気持ちで抱きたくはなかったのに。
「アイツにも触らせたんやろ?アイツはもっとエッチなコトした?」
乱暴な手つきで彼女の体を弄りながら、イジワルな言葉を囁く。
あの男のことなんか考えたくないけど、比べるなって言われた方が無理や。
「イヤッ……止めて……」
「どうせオレとヤッてる時、いっつもアイツと比べてたクセに、今さら嫌がることないやろ」
おかしな話ではあるけど、オレはくるみんがアイツと付き合ってる時しかシタことがなかった。
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