オレがついた最後の嘘

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「おい、まだ昼だぞ」 「しゃあないやん。大事なことやから。あ、まさかそれで落とす気やった?」  頷かれたら色んな意味でビックリやけど。 「そんなワケないだろ」 「ほな、問題ないですやん。決定ってことで。例え、どんな結果になろうと恨みっこなしでいきましょね」 「もちろん」  くるみんの了解なしに勝手に2人で決めてしもたけど、ええよな?黙ってるってことは反論ないんやろうし。 「さて。ほんなら話し合いはこの辺にして。どうします?まだ時間も早いし、3人でデートでもします?」  氷川ちゃんがオレの提案に賛成してくれたから、話し合いがこじれずにすんなり終わってしまった。  だからって3人でデートはないか。 「悪いけど、少しだけくるみと話をさせてもらえないかな」  半分ふざけて言ったオレとは対照的に、氷川ちゃんはマジな顔で訊いてきた。
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