8250人が本棚に入れています
本棚に追加
「おい、まだ昼だぞ」
「しゃあないやん。大事なことやから。あ、まさかそれで落とす気やった?」
頷かれたら色んな意味でビックリやけど。
「そんなワケないだろ」
「ほな、問題ないですやん。決定ってことで。例え、どんな結果になろうと恨みっこなしでいきましょね」
「もちろん」
くるみんの了解なしに勝手に2人で決めてしもたけど、ええよな?黙ってるってことは反論ないんやろうし。
「さて。ほんなら話し合いはこの辺にして。どうします?まだ時間も早いし、3人でデートでもします?」
氷川ちゃんがオレの提案に賛成してくれたから、話し合いがこじれずにすんなり終わってしまった。
だからって3人でデートはないか。
「悪いけど、少しだけくるみと話をさせてもらえないかな」
半分ふざけて言ったオレとは対照的に、氷川ちゃんはマジな顔で訊いてきた。
最初のコメントを投稿しよう!