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花火を守りたいヨルは、親友でありこの都市のリーダーでもある【シノ】と共に、トモシビで人間達を守ることを決意する。
そして、穏やかな日常が瓦解していく。
裏切り者の汚名を着せられ、常に他都市からの攻撃を受け続ける日々。
殺らなければ殺られる。同族であっても壊すしかない。
《そこまでして守る価値が人間にはあるのだろうか》
仲間内での意見の対立、同族の犠牲、人間の裏切り。
様々な暗雲がうずめきあい、不穏な空気が形成されていく。
闘いでは永遠に解決しないと理解したヨル達は、主都市へと助けを求めるために赴く。
しかしそこでは人間は奴隷のように扱われ、人型達の欲求を満たすためだけの道具となっていた。
死ぬことも許されず、ただただ屍のように生きる人間を目にし、ヨル達は絶望する。
諦めて帰路に着く途中、偶然にも人型ロボットの発明者が記した手記を見つける。
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