第1話

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《回想》 もう何度、あの地平線へ消えていく太陽を見送っただろうか。 終わることのない時間の中で、ふとそう思う時がある。 老いない身体。停滞した感情。継ぎ接ぎの意識。 代わり映えのない時が、只々繰り返されるだけの日々。 自分は何の為に生きているのだろう。 そもそも、機械の身体に人工の魂を移植された俺達は、生きていると言えるのだろうか。
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