4.冴えない休日アミーゴ

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 現地時間午前10時、サンパウロの空港に到着する。 サンパウロからパラグアイまでは二時間位だから、ゲンナリする程長い空飛ぶ棺おけの旅も片道終了間近だ、往路の事は現時点で考えたくも無い。 KY青年との旅はしばらく続くが現在進行形の事を考えても仕方が無い、そもそもコヤツに振り回されてばかりの旅だから日足が考える必要も無いのである。  トロントからは日本人観光客の団体と一緒だった、特に交流は持たなかったのに空港へ降り立った際一緒くたに歓迎される、現地ガイドと共に出迎えた楽団に。 「アッ、ミ~ゴォッ!!」  マラカスと腰を振り振り、ヒゲ面の現地人男性歌手は声を張り上げた。
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