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「亮、今日どうすんの?」
「どうするって?」
「一ノ瀬の家にずっといるわけじゃないだろ?」
咲良の両親はまだ病院だ。
いろいろとあるみたいで、まだ帰れない。
手伝えることがあるならと、母さんは咲良の家で動き回っている。
逆に迷惑なんじゃないかと思ったが、さすが親友同士。お互いの距離はわかっていて、頼まれたことなどの作業が終わったら引き上げるつもりらしい。
「ここにいても辛いだけだから。もう帰ろうと思ってる」
「そっか」
祐介が急に不安な顔つきになる。
何となく考えていることがわかって、俺は今出来る精一杯の笑顔で首を振る。
「後を追うようなことはしない。約束するよ」
「……それ聞いて安心した」
こんな状態だというのに、俺の心配してる場合かよ。祐介の方が心配でたまらない。
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